浴衣の洗濯を自宅でするには？洗濯機を使った洗い方と干し方

浴衣で花火や夏祭りを楽しんだあとは綺麗に保管しておきたいもの。でも浴衣って普通の洋服みたいに洗ってしまってよいのでしょうか。今回は浴衣の正しい洗い方、洗濯機の使い方、しわにならない干し方についてご紹介します。

浴衣の洗濯は自宅でできる？

浴衣の洗い方って良くわからない…でもクリーニングに出すのはなんかもったいないし、手洗いは面倒くさい。。

そんな時は洗濯機を使って自宅で浴衣を洗っちゃいましょう。きちんと注意点を守れば浴衣だって簡単に自宅で洗うことが出来るんです。
浴衣は着物ハンガーなどに干して夜の間外干ししておくと湿気とともに食べ物などのニオイが抜けますので、１・２回程度であれば洗わないでおいても大丈夫です。気になる汚れがある場合には濡れタオルで優しく拭き取りましょう。来シーズンまで着ないなど長期間開くのであればしっかり洗うかクリーニングに出しましょう。

浴衣の洗濯機を使った洗い方

自宅の洗濯機を使った浴衣の洗い方をご紹介します。

※洗剤で色落ちなどがないか、事前に目立たない場所でご確認くださいね。

浴衣の洗濯方法・手順

浴衣には洋服と同じように洗濯表示が付いていますので、そちらをまず確認します。水洗い不可のマーク（洗面器に×マークが書いてあるような絵表示）がついていなければ洗うことが出来ますが、ついていない場合は自宅で洗うにはリスクが大きいのでクリーニング店に任せましょう。

洗濯用洗剤はおしゃれ着洗い用を使い、手洗いモード(ドライモード）で洗濯します。風呂の残り湯などのぬるま湯を使うと生地が傷みますし色落ちするリスクがありますので、清潔な真水で洗濯します。

浴衣はある程度綺麗にたたんでから洗濯用ネットに入れます。汚れが一番ひどいところを外側に来るようにすると効率よく汚れを落とすことが出来ます。

脱水は１分程度で十分です。それ以上回すとしわになり取れにくくなります。少し水分が残っているかな？くらいで止めるのがポイントです。

浴衣の帯の洗い方は？

浴衣の帯は洗濯機では洗濯できないので汚れがある場合にはタオルを濡らして固く絞り、軽くたたくようにして汚れを落とします。水分が残っているとしわになりますので、乾いたタオルで水分を拭き取ります。こうすることによって汗も吸い取ることが出来ます。そのあとハンガーにかけて陰干ししましょう。
干した後にしわが残ってしまったときは必ず当て布をした状態でアイロンをかけましょう。当て布をしないと生地のテカリの原因となります。

浴衣の下駄の洗い方は？

下駄も水で濡らし固く絞ったタオルで汚れをふき取り、足が乗る部分は乾いたタオルで乾拭きします。そのあと風通しの良い日陰で水分を蒸発させ、しまうときは乾燥材を入れてしまいましょう。

浴衣を洗濯したあとの干し方

浴衣を脱水したら出来れば着物用ハンガーを使って風通しの良い日陰に干します。なければ物干しざおに袖を通して干すとしわになりにくくなります。
浴衣をかけたら手で軽くたたいたり引っ張ったりして少ししわを伸ばしておきましょう。

脱水を1分程度で終わらせたことで浴衣に残った水分で生地が下に引っ張られ、しわになりにくくなります。

浴衣の綺麗な保管方法

浴衣が乾いたら全体を見てみてしわが気にならなければアイロンなどは不要です。しわが気になるところには当て布をして優しくアイロンがけします。

浴衣は折り目をしっかり見てその通りに折りたたむと綺麗に保管できます。帯はしわになりにくくするため、くるくると丸めて収納しましょう。
浴衣のたたみ方は下記の動画がとても参考になりますので、ぜひご覧になってみてください。

まとめ

浴衣は年に数回しか着ないからこそきちんと洗って大切に保管したいものですね。この記事を参考にあなたの浴衣がいつまでも綺麗に使われ続けていくことをお祈りしております。