東京オリンピックが開催されるということで、ココ最近「サマータイムの導入」が話題に上がることが多くなってきましたよね。
夏の間だけ2時間、時計の針をすすめるサマータイム制度。
この時計の針って自分で動かすらしいですよ?
そこで、今更なんですが、「どうしてオリンピックで急にサマータイムが騒がれるようになったんだろう?」と疑問になって、いろいろと調べてみました!
「オリンピックにかこつけて、無理やりやろうとしてない?」と意見もあるようで、なんだかいろいろ懸念がありそうです。
目次
東京オリンピックでサマータイムを導入するのはなぜ?
今まで何度か聞いたことのあったサマータイム。
東京オリンピックを機に、なぜ最近こんなにも騒がれるようになったのかと言うと、
「猛暑対策」
ということらしいです。
この話が持ち上がった2018年は近年稀に見る酷暑ですよね。
40度超えは当たり前みたいになっていました。
うちも毎日エアコンつけっぱなしで、子供の送り迎えの時間とか、洗濯物を干す時間のあのギラギラした太陽がとっても辛かったです(*_*)
オリンピックによるサマータイムでは時計の針を2時間早めるとしているので、その分、
オリンピックの開催時間が早まり、早朝の若干涼しい時間帯に競技を始められる。
というのが主な理由のようです。
でもこれって、
- 競技だけ前倒しにすればいいだけじゃないの?
- どうして国民もサマータイムに乗らなきゃいけないの?
- 東京だけ勝手にやってくれ!
という意見が噴出するのもごもっともだと思います。
サマータイムとはどういう制度?
そもそもなのですが、サマータイム(夏時間制度)ってなんだっけ?という超初歩的なところも調べてみました。
環境省の資料によると、
夏場の日中の明るい時間を有効活用する。
たとえば時計の針を1時間進めて置くことで明るい夕方の時間が1時間増える。※出典:サマータイム – 環境省
と謳っています。
ん?とここで疑問が。
サマータイムのときの時計の針ってどういうふうに調整するの?
サマータイムって自分で時計の針を進めるんですかね?
うちの中に時計って、壁掛け時計、腕時計、携帯の時計、炊飯器の時計、おもちゃの時計、とめっちゃくちゃ数あるんですが・・・?
この資料にその答えが書いてありました!
Q:時計をすすめたり、遅らせる手間が大変だと思いますが?
A:1家には10個以上の時計があると言われます。
しかし、電波時計の普及も進み、家電製品に内臓されているタイマー等も自動修正タイプのものが増えています。また、子供たちが自分の手で時計の針を動かし、サマータイ
ムになったことを実感することは、サマータイムの意義、地球環
境の大切さを教える良い機会になるのではないでしょうか?※参考:サマータイム – 環境省
うーん。。
ごめんなさい。少々苦し紛れの言い方に聞こえるのですが^^;
「電波時計の普及が進み、家電製品に内蔵されているタイマーも自動修正タイプのものが増えている。」
ということは、家電製品だけは時刻を自動修正してくれるんですかね?
ここは私達が手を煩わせなくてもいいのかな・・・?
あ、調べてみたら、電波塔の時刻が決まれば自動修正されるみたいですね。
でもちゃんと家中にある電波時計の針が正しい時間を指してくれるのかな?
不安はあります。
うちの炊飯器とか古いんですが・・・
あと、ツッコミどころをもう一つ。
資料には「子供たちが自分の手で時計の針を動かし・・・」
とありますが、たぶんうちの子、めんどうくさがってやらないんですけどw
結局親の負担になる気がします。(正直親も面倒くさいっす・・・)
あと、SEの方とかはシステムの異常とかも懸念しているようですよね。
あとは電車の本数もみんなの出勤時間に合わせて改定しないと行けないと思うし。
まだまだ私の知らない問題がものすごくたくさんありそうです・・・
サマータイム導入のメリット
あと、サマータイム導入によるメリットも資料には書かれていました。
省エネ
一番の理由と言っても過言ではない、省エネへの期待。
1時間早く起きて、1時間早く寝るから、電気代などの節約になる、というわけだと思うのですが、2018年の猛暑の年とか、暑すぎて1日中クーラーつけっぱなしということがほとんどでした。
照明に関してはたしかに1時間早く寝れば消灯時間が1時間早まるので省エネになりそうですね。
でも時計の針を進めておけば、みんながみんな消灯時間が早まるのか?というと、「うーん・・・」という感じはあります。
たとえば、普段8時に寝る人がサマータイム導入によって7時に寝る、となった場合、7時だと外が薄明るかったりしますよね?
そしたら、なんか、「まだ明るいから起きてよっと」という感じで消灯時間が変わらない人もいるような気がします。
ただ、環境省の資料によると、サマータイム導入で、「で年間約151万トン(CO2換算)の削減が見込まれる。 」ということなので、試算結果から見ると省エネへの効果はキチンと見えているみたいですね。
余暇やアフター5が楽しめる
時計の針が1時間進むことによって今まで8時には外が暗くなっていたのが、サマータイム中は実質7時が8時ということになるので、8時になっても外がまだ明るい、ということになりますよね。
たしかにそうなってくると「まだ明るいからゆっくり出来るね」なんて家族と過ごす時間が長くなりそうです。
ただ、その分お店とかは8時になってもお客さんがわんさか来るので、仕事が忙しい時間が長くなる、となりそうな気もします。
一長一短な感じもしますね><
交通事故や犯罪が減る
サマータイム導入により、明るい時間に帰宅できる可能性が高まるため、自動車での交通事故やひったくりなどの夜に起こりやすい犯罪が減ると言われています。
たしかにこれは一理ありそうですね。
ただ、デメリットとして挙げられていることもいくつかあります。
サマータイムのデメリット
残業時間の増加
過去(昭和23~26年)に日本で行われたサマータイム制度の時期には労働時間が増えたという話もありますし、「明るい時間が長くなることで、残業時間も増えるのでは?」という話が持ち上がっています。
日本人って働き体質なので、明るい時間に帰宅しろと言われても「今から帰るなんて!まだ仕事できる!」と頑張ってしまう方も少なからずいそうですよね。
健康被害への懸念
夏と冬とで時間の感覚が変わることによって
1. 生体リズムへの影響
2. 眠りの質への影響
3. 眠りの量への影響
という3つのことが日本睡眠学会で指摘されていました。
朝寝ぼけてぼんやりしてしまったり、集中力が削られてしまったり、明るい時間に眠ろうとしてもなかなか寝られなかったりと、たしかにサマータイムの切り替え時期には私大人も混乱しそうですよね。
小さな子供たちにはなおさら良くない影響がありそうです。
小さいうちから体内時計が狂ったり、ちゃんと動かなかったりしたらどうなってしまうんでしょうか。
正直心配で、サマータイムが導入されたら保育園児のいる生活はどう変わってしまうのかも考えてみました。
>>サマータイムで保育園児のいる生活はどう変わるのか考えてみた
東京オリンピックによるサマータイム導入まとめ
猛暑対策や省エネ対策ということで話が持ち上がったサマータイムですが、もし東京オリンピックのときが冷夏だったら意味がなさそうですよね^^;
最近は寒い夏ってあんまりないですが・・・
高齢化社会でもありますし、日本全体でサマータイム導入となると、お年寄りの方の体調も心配だなと思う今日このごろでした。
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