夏~秋になると台風がバンバン上陸したりして、車や家が傷つかないか気になりますよね。
もし万が一自分の車が台風で傷ついてしまったら・・・
車同士の事故でなくても、タダ単に駐車場に置いてあっただけの車の傷に保険は使えるのか、もし保険を使った場合保険料はどうなるのか、いろいろと調べてみました!
目次
台風で駐車場の車が傷ついたとき保険って使えるの?
まず駐車場に置いてあった自分の車が台風で傷ついてしまったときなのですが、自分の自動車保険に「車両保険」がついていれば保険を使って直すことが出来ます!
車両保険で補償される事故を調べてみると・・・
- 車との衝突
- 当て逃げ事故
- 火災・爆発
- 盗難
- 台風・竜巻・洪水・高潮
- 落書き、いたずら
- 飛来中または落下中の物との衝突
- その他の偶然な事故
- 自転車や人、動物との衝突
- 墜落
と台風はきちんと補償対象になっていますし、台風以外の竜巻や洪水などの自然災害や、落書きされてしまったときの修理代まで、すごくたくさんの事故が補償されることが分かりました。
※参考:三井住友海上GKクルマの保険
ただし、保険を使うと翌年度の保険料がかなり上がる
ただ、車両保険で自分の車の修理代が補償されるとはいえ、自分の保険を使ってしまうと、翌年度以降「等級」という保険の割引率が下がってしまい、保険料がぐーんと高くなってしまいます・・・
等級は1から20までの20段階で、たとえば無事故の場合の割引率は、最高等級の20等級まで行くと「63%」もの割引率になりますが、事故で保険を使うとこの等級が1等級下がることになり次年度の等級は「19等級」となります。
※通常自動車保険をつかうと「3等級ダウン」しますが、台風などの天災の場合は「1等級ダウン」でいいと決められています。
事故で19等級まで下がってしまった場合の割引率は「42%」にまで下がってしまいます。
すると、20等級で【年間40000円】の保険料を支払っていた場合、
- 次年度の保険料は【58000円】まで上がってしまう
ことになります・・・
年額でプラス18000円は痛いですよね・・・><
一度事故で保険を使うと3年間は保険料が高いままとなる
しかも自動車保険には無事故の高い割引率と事故有の人の低い割引率と2つあるのですが、1回事故をしてしまうと、低い割引率が1年間続くことになります。
※3等級ダウン事故の場合は3年間低い割引率となる。
無事故の人の20等級は「63%」割引に対し、事故有の20等級の人の割引率は「44%」割引となっているので、20ポイントも差があるんですね。
20等級だけでなく、他の等級でもコレくらいの差になっています。
20%の保険料の差額は大きいですよね。。
と、ここまではわかってもイマイチ金額がピンとこないので、保険を使った場合と使わなかった場合の次年度の保険料を自分で計算して比べてみました!
保険を使う場合と使わない場合の保険料を比較してみた【20等級の場合】
たとえば、20等級の人の今の保険料が年間4万円だった場合…
【保険を使わなかった場合】
次年度からも20等級になるので、単純計算で年間4万円になります。
【保険を使った場合】
20等級から3等級ダウンし、次年度の等級は19等級へ。
すると次年の保険料は19等級42%割引で5万8000円。
保険未使用の場合との差額は18,000万円となります。
ということは台風での傷を保険で修理するとして、修理代が1.8万円以下なら保険を使わないほうがいいですし、1.8万円を超えるのであれば保険を使ったほうがいいということになります。
【10等級の場合】の保険料を比較してみた
次に等級が低かった場合はどうなるのかも計算してみました。
次は事故無しで10等級(45%割引)、年間保険料55000円の場合とで比較です!
【保険を使わなかった場合】
次年度も10等級で年間5万5000円。
【保険を使った場合】
10等級から1等級ダウンし、次年度の等級は9等級へ。
すると1年目の保険料は9等級22%割引で7万8000円となり、保険未使用の場合との差額は2万3000円となります。
20等級の場合と比べて5000円もちがってくるんですね。
台風で駐車場の車が傷ついたら自動車保険は使えるか、まとめ
台風の事故でも保険金が出るとはいえ、使うと次年度の保険料が高くなってしまうのは盲点でした・・・
使った場合と使わなかった場合の保険料の差は保険会社や代理店とかで調べることができるみたいなので、使うかどうか迷ったときには相談してみたいと思います(>_<)
あと、事故でもないのに保険を使うって避けたいので、台風が来たときには最低限対策もしておかなきゃなーと思いました。
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