- のし(熨斗)ってどう書くの?
- 自分の名前はどうやって書くの?
- のしっていろんな種類があるみたいだけどどれを選んだらいいの?
目上の方や日頃お世話になっている方に贈る御中元。初めて贈ろうと考えているあなたは何をどうすればいいのか良く分からないと悩んでいませんか?今回はお中元に必要なのしの書き方や種類、正しい自分の名前の記入方法などについてまとめています。
お中元ののしの書き方
御中元を贈る時には「熨斗紙(のしがみ)」と呼ばれる紙を包装紙の上から巻き付けるようにしてかけて贈るのが礼儀です。
熨斗紙の表には
- 上段に「お中元」または「御中元」
- 下段に「自分の名前」を上段の文字よりも少し小さめに書く
のがマナーになります。
文字は濃い色の炭を使った筆を使い、手書きで書くのが正式な作法になりますが、自分で書くのに自信がないときは、百貨店やインターネット通販でのしの表書きをサービスしてくれることが多いので頼んで書いてもらいましょう。
お中元ののしの自分の名前はどう書くの?
のし紙に書く自分の名前は基本的にはフルネームです。
ただし、持参して直接渡す場合や自分の親、兄弟、友人などの親しい相手に送るときには誰からもらったのか一目瞭然なので、そのような時には名字だけ記入したり名前自体を書くのを省略することもあります。
お中元ののしを連名にしたいときは?
夫婦や友人たちと連名でお中元を贈る時にはのし紙の名前も連名で記入します。
夫婦の場合には右側に「夫」左側に「妻」の名前を書きます。友人の場合で上下関係がない時は名前順などで良いですが、先輩後輩などの場合は一番右を「先輩=目上」の方とし、左に行くにしたがって「後輩=目下」となるように書きます。
また、表書きに書くのは3名までとし、3名以上になるときは代表者名を中央に書き「他一同」とやや左下に書きます。
代表者以外の名前は半紙などに縦書きで書き、包装紙の中や箱の中に入れましょう。
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お中元ののしの種類は?
御中元ののしは上記の画像のとおり蝶結びの紅白の水引がついたものを選びます。右上の飾りは「熨斗」といい、熨斗をつけるかどうか聞かれたときには基本的に付けるようにします。
ただ、御中元の中身が海産物の場合には熨斗をつけないようにします。(熨斗はもともと長寿を表す「あわび」を模していることから海産物の贈り物には付けないこととされています。現代ではどちらでも構わないという形になっていますので、間違えてつけてしまっても大丈夫です^^)
お中元の短冊のしとは?
のし紙には「短冊のし」と呼ばれる細長い物もあります。環境対策としてデパートなどで取り扱っていることがあります。
この短冊のしも紅白の水引がついた熨斗付きのものを選びます。短冊は贈り物の右上に貼って送ります。
喪中のときのお中元ののし紙は?
相手が喪中の場合や自分が喪中の場合でもお中元を贈ることは問題ありませんが、紅白の水引や熨斗は「慶事」を表すため避けます。無地の熨斗紙に「御中元」と書かれたシンプルなものを選びます。
お中元ののしは内のしか外のしか
のしをかけるときに「外のしと内のしどちらにしますか?」と聞かれることがあります。外のしは贈り物の外側にのし紙を付けること。内のしは贈り物の外側にのし紙をかけ、さらに包装紙をかけることです。
これは地域によって差はありますが、基本的には手渡しなどで持参するときには「外のし」、郵送で送る時には「内のし」にします。外のしは見てすぐ御中元だとわかるので、直接渡すときに分かりやすいです。内のしはのし紙の上からさらに包装紙をかけるので、配送の時ののし紙の破れや汚れなどを防ぐ役目があります。
まとめ
これでお中元ののしの準備はばっちりです!準備が終わってみると意外と単純で分かりやすいと思います。
また、お中元を贈る時には別に「送り状」を書くとより丁寧です。目上の方などに贈る時には送り状も出すようにしましょうね。
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