- 軽自動車の方が高速道路の値段が安いって本当?
- 高速料金の割引制度ってどうなってるの?
普段は一般道しか走らないという方もゴールデンウイークや年末年始などの大型連休になると高速道路を走る事も出てきますよね。今回は軽自動車の高速道路の料金は普通車と比べて割引されているのか、どのくらい値段が違うのかを実際に計算し比較してみました。
高速道路は軽自動車で乗った方が料金は安いの?
軽自動車は普通車に比べて購入代金が比較的安く、税金や自動車保険も割安だったりと何かと優遇されていますよね。高速道路の料金も例外ではなく、軽自動車の高速料金は普通車に比べて約2割ほど安く設定されています。
※一部の地域では普通車と同一料金のところもあります。
高速道路の軽自動車割引にはどんなものがある?
軽自動車の高速料金の割引の代表的なものには
- 休日割引
- 深夜割引
の2つがあります。
「休日割引」は土日祝日に高速道路を利用すると地方部の高速料金が30%割引になる割引、
「深夜割引」は曜日問わず毎日深夜0~4時の間に高速道路を利用すると高速料金が30%割引になる割引です。
2つともETCありの場合のみ割引適用となり、軽自動車だけではなく普通車も割引料金となります。
- 注意
- ETCカードを車内の所定の場所に搭載し、料金場ではETCがついているレーンを走行する必要があります
- 休日割引は東京・大阪近郊のみの利用では割引対象外となります(休日割引の割引対象外区間についてはドラぷら「休日割引」(外部リンク)を参照ください)
- 休日割引と深夜割引は併用されません。割引率が一番高くなる割引が適用されます
高速道路の軽自動車の値段を普通車と比べてみた
次は実際にいくらくらい軽自動車の方が高速料金が安くなるのかを計算してみました。
計算したのは
①東京調布インターチェンジから名古屋インターチェンジまでの料金
②東京調布インターチェンジから福島県郡山インターチェンジまでの料金
の2パターンです。
※条件
- 普通車と軽自動車でそれぞれ、土曜日の朝9時と夜中1時に出発した場合
- ①のルートは中央自動車道→圏央道→東名高速道路を使用しています
- ②のルートは中央自動車→首都高速→東北自動車道を使用しています
- 計算結果はドラぷら(外部リンク)を利用しています。
↓その結果がこちらです。
★東京調布インターチェンジから名古屋インターチェンジまで
中央自動車道→圏央道→東名高速道路
普通車 | 軽自動車 | 土曜日朝9時出発 | |||||
ETC料金5,720円 | ETC料金4,610円 | 両方ETCあり | 軽自動車の方が | ▲ | 1,110 | 円 | |
通常料金8,180円 | 通常料金6,590円 | 両方ETCなし | 軽自動車の方が | ▲ | 1,590 | 円 | |
普通車ETCあり、軽ETCなし | 軽自動車の方が | + | 870 | 円 | |||
普通車 | 軽自動車 | 土曜日夜中1時出発 | |||||
ETC料金5,530円 | ETC料金4,460円 | 両方ETCあり | 軽自動車の方が | ▲ | 1,070 | 円 | |
通常料金8,180円 | 通常料金6,590円 | 両方ETCなし | 軽自動車の方が | ▲ | 1,590 | 円 | |
普通車ETCあり、軽ETCなし | 軽自動車の方が | + | 1,060 | 円 |
★東京調布インターチェンジから福島県郡山インターチェンジまで
中央自動車→首都高速→東北自動車道
普通車 | 軽自動車 | 土曜日朝9時出発 | |||||
ETC料金4,930円 | ETC料金4,170円 | 両方ETCあり | 軽自動車の方が | ▲ | 760 | 円 | |
通常料金6,820円 | 通常料金5,690円 | 両方ETCなし | 軽自動車の方が | ▲ | 1,130 | 円 | |
普通車ETCあり、軽ETCなし | 軽自動車の方が | + | 760 | 円 | |||
普通車 | 軽自動車 | 土曜日夜中1時出発 | |||||
ETC料金5,200円 | ETC料金4,380円 | 両方ETCあり | 軽自動車の方が | ▲ | 820 | 円 | |
通常料金6,820円 | 通常料金5,690円 | 両方ETCなし | 軽自動車の方が | ▲ | 1,130 | 円 | |
普通車ETCあり、軽ETCなし | 軽自動車の方が | + | 490 | 円 |
エクセルで見たい方はこっちからどうぞ
↓
軽自動車と普通車の計算結果を見てみるとETCあり、ETCなし同士で計算した場合はいずれも軽自動車の方が安くなりました。値段の差額は500円~1500円ほどです。
ただし、軽自動車にETCがない場合はETCがついている普通車の方が安くなります。ETC割引の威力は大きいことが分かりますね。
もっと安くしたい場合は?
高速料金をもっと安くしたい場合、高速道路の「乗り放題プラン」を利用する方法があります。
NEXCO東日本のドラ割は決まった区間の高速道路が定額で乗り放題、さらに観光施設の優待割引や宿泊特典なども付いているお得なプランを販売しています。こういったプランは他の高速道路会社にもあり、NEXCO中日本では早旅(はやたび)、NEXCO西日本ではみち旅といったプランも用意されています。
また、高速料金に目を向けるのではなく付随するガソリン代を安く抑えることで実質料金を安くすることもできます。
たとえばガソリンスタンドで有名な「ENEOS(エネオス)」は高速道路上のサービスエリア内に多数存在しますが、このENEOSで使えるクレジットカードのENEOSカード
を持っている場合そのカードでガソリン代を決済すると
- ガソリン代が1リットル当たり最大7円引きになります。
また
- 後日ガソリン代に使えるポイントが貯まったり、
- ロードサービスが標準装備、
- カーコンビニ倶楽部での車の修理代が5%OFF、
- オリックスレンタカーのレンタル代が10%OFF
などの車を運転する方には嬉しい多数のサービスが付随しています。さらに、下記のリンクからWEB上で申し込みをすれば
- 3か月間ガソリン代が1リットル当たり2円引きになる
キャンペーンも行っていますので、よろしければご検討ください。ETCをお持ちでない場合はENEOSカードのETCカードを作ることもできますので、先ほどのETC割引も受けられますよ^^
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ENEOSカード
まとめ
高速道路を使うときにはETCありの軽自動車で、適用になる時間帯に、適用になる高速道路を走ると、一番料金が安くすむことが分かりました。高速道路をご利用の方に今回の記事が少しでもお役に立ちましたら幸いです。
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