12月に冬至ってあるけれど・・・
- 何する日だっけ?
- かぼちゃは地域によって食べ方が違うの?
- ゆずって夏至にも使うの?
今回は冬のイベントの一つである「冬至」にスポットを当てて、一体何をする日なのか、かぼちゃの地域ごとの様々な食べ方、夏至にもゆずは使うのか?についてお話していきます。クリスマスで忘れられがちですが、冬至も昔ながらの冬のイベントとして覚えておいてくださいね。
冬至って何する日?
12月に訪れる冬至。クリスマスで忘れられがちなので、冬至って何する日だっけ?と思われる方も多いと思いますが、冬至にすることは2つあります。
冬至にすること
1、かぼちゃを食べる
冬至にかぼちゃを食べるのはよく知られていますよね。
なぜかぼちゃを食べるかというと、昔はなかなか冬に野菜が食べられなかったため、栄養があって保存のきくかぼちゃを冬に取っておいて冬至の時期に食べていたんです。このことから冬至にはかぼちゃを食べるというのが習慣になったんですね。
2、ゆず湯に入る
もう一つ冬至にすることとしてゆず湯に入るということが挙げられます。
昔は夜になると家の中に邪気が入り込むとされており、冬至は1年の中で1番夜が長い日のため、身体を清めるためにゆずを使ったのが始まりと言われています。
また、病気をしても「融通(ゆうずう)がきくように」という意味でゆずが使われたともされています。
地域別
地域によっては冬至に赤飯やこんにゃく、「と」のつく食べ物(豆腐など)や小豆がゆを食べたりします。
また、寺や神社によっては冬至の日にお祭りをするところもあります。
冬至のかぼちゃは地域によって食べ方が様々
冬至のかぼちゃは地域によって様々な食べられ方をしています。
かぼちゃは単独で煮つけにするのがよく知られていますが、冬至には「ん」が2つつく食べ物を食べると良いとされているため、かぼちゃをれんこんやにんじんと一緒に煮込んで食べる地域もあります。
※かぼちゃは漢字で書くと南瓜(なんきん)となることから「ん」が2つつく食べ物となっています。
他には、福島県ではかぼちゃを小豆と煮込んだり、北海道ではおしるこにかぼちゃを入れて食べたりします。
また、京都では7種類もの「ん」のつく食べ物を食べる地域もあります。
地域によって食べ方が違うと面白いですよね。
冬至のゆずは夏至にも使う?
冬至にはゆず湯に入ることが多いですが、夏至にもゆずを使ったりするのでしょうか?
夏至にもゆず湯に入る地域があるようですが、夏の時期はゆずが手に入らないし、湯船につかると暑いため、ほとんどの地域ではゆず湯には入りません。
昔から夏至のころは秋の収穫に向けて田植え真っ盛りでとても忙しい時期であるため、このようにお祝いや行事などをすることはあまりありませんでした。
ただし、地域によっては夏至の時期にタコを食べたり、サバを食べたりするところがあります。
まとめ
冬至に食べるかぼちゃは地域によって様々な食べ方があるんですね。また、冬至にはゆずを使いますが、夏至の時にはこれといって特別な行事はありませんでした。
クリスマスの時期に冬至って何するんだっけ?と少しでも思い出していただいたときはぜひこの記事のことも思い出してくださいね。
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