- どうやって手続きすればいい?
- どんな書類が必要なの?
先日税務署で医療費控除の申請をしてきました。今回は出産もあり、医療費が約13万円かかったのですが、確定申告をすることで2500円ほど戻ってくることになりましたので、その時の手順、必要書類、医療費や交通費の計算の仕方について図解入りでご紹介します。
確定申告の医療費控除を受ける際の計算の仕方
年末調整が出来ない医療費控除は確定申告の手続きや準備をほとんど自分で行わなくてはならないので、とても大変ですよね。
なかでも面倒なのが、医療費の計算。医療費控除を受けるには同一世帯で1年間のうちいくら医療費がかかったのかを計算しなくてはいけません。これがかなり大変・・・
でも医療費の計算には国税庁の医療費集計フォームを使うと数字を入力するだけで自動で計算をしてくれますので、とても便利です。
↓集計フォームはこんな感じ。
入力する項目は
- 支払った医療費や交通費
- 医療保険などで補填される金額
- 医療を受けた人の名前
- 確定申告をする人から見た医療を受けた人との続柄
- 治療内容、医薬品名
- 病院などの住所
- 病院などの名前
になりますので、ひとつひとつフォームに沿って入力していきます。
これが結構面倒。。病院の住所とか調べて入力しないといけないので時間がかかります><
全部入力すると、このように合計金額が自動計算されますので、
↓
この合計金額を確定申告申請用紙に記入します。
※確定申告書は税務署や市役所、インターネットで入手することが出来ます
医療費控除の対象となる医療費
医療費控除の対象医療費は確定申告をする本人が支払った金額のほかに「生計を一にする配偶者やその他の親族のために支払った医療費」も対象になります。
具体的には
- 病院、診療所などに払った治療費
- 治療のために購入した薬代
- 病院へ行く時の通院交通費
- 入院時の食事代
- 治療に必要な義手、義歯、松葉杖
などが控除の対象です。私は今年出産したため、妊婦健診や出産費用により、世帯合計で137,920円の医療費がかかりました。
医療費控除が受けられる出産費用
- 妊娠の確定診断後にかかった定期検診費用
- 検査費用
- 通院費用
- 出産で入院する際のタクシー代
- 入院費用
出産した際にもらえる出産一時金は「医療保険などで補填される金額」としてかかった費用から差し引きます。基本的には窓口に支払った金額のみ医療費控除の対象医療費に含めることが出来ます。
※出産の場合もそうでない場合も共通ですが、マイカーのガソリン代や駐車料金などは医療費控除の対象になりません。
医療費控除で控除される金額の計算方法
医療費控除で戻ってくるお金の計算の仕方は下記のとおりです。
●実際に支払った医療費の合計-医療保険などから受け取った金額-10万円=医療費控除額
●医療費控除額×所得税率=戻ってくるお金
確定申告の医療費控除の必要書類は?
医療費控除に必要な書類は
- 医療費の計算シート(印刷したもの。医療費集計フォームの印刷でも独自のエクセル計算シートでも可)
- 領収書(病院でもらえる明細書や薬局のレシートも可)
- 交通費を計算した明細書(自分で作成します)
- 源泉徴収票(平成28年に申告するなら平成27年度の現世院徴収票を会社からもらいましょう。)
- 確定申告書(税務署や市役所、インターネットで入手することが出来ます)
以上合計5つです。
※確定申告書はインターネットで作成し、印刷して持っていくと当日税務署で並ばなくて済むので大変便利です。税務署は確定申告書を作成する列が長蛇の列になっており、すでに書類がそろっている人たちの列はスッカスカでしたw
確定申告の医療費控除で交通費の計算はどうする?
先ほど「交通費を計算した明細」と書きましたが、電車やバスなどの交通費はレシートなどの領収証が出ないため、自分でいくらかかったのかを書きだし、交通費の合計を計算しておく必要があります。
家計簿のように手書きの物でも結構ですし、エクセルなどで独自で作成したものでも結構です。エクセルだと金額を自動計算してくれますので、電卓をたたく必要がなく、計算間違いを防ぐことが出来ます。
ちなみに私はエクセルで交通費の計算を行いました。
↓こんな感じ。
項目は医療費集計フォームのものを引用させていただき、
- 支払年月日
- 支払った交通費
- 医療を受けた人の名前
- 続柄
- 経路
- 病院などの所在地
- 病院などの名称
にしましたが、
- いつ
- だれが
- どこからどこに行くのに
- いくらかかったのか
が分かれば大丈夫です。
まとめ
確定申告の医療費控除で戻ってくるお金は「医療費控除額×所得税率」となり、所得税率は所得金額の大きい方が率も高くなります。そのため、私は収入の多い主人の名前で確定申告を受けました。もし共働きのご家庭の場合は収入の多い方が確定申告をした方が戻ってくるお金が大きいことが多いです。(夫婦の収入の差が小さい場合は税率が一緒の場合もあるのでそのときはどちらの方が申請しても一緒です。参考:所得税の税率【国税庁】)
確定申告の手続きはちょっと面倒ですが、今は税務署に出向かなくても、インターネットで申告書の作成→提出を24時間受け付けてくれていますし、郵送で書類を送ることもできますので、ぜひ忘れずに申告してくださいね。ちなみに今年申告を忘れてしまったという場合は5年間さかのぼって申請することもできますので、領収証は捨てずにとっておいてくださいね。
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