- そもそもどうして?
- 塩分が不足するとどうなるの?
- 効果的な塩分の摂り方は?
暑い夏は熱中症のニュースなども頻繁に取り上げられ、ちゃんと対策をしなくちゃと思いますよね。熱中症対策には水分補給と塩分の摂取が大切と聞きますが、なぜ塩分が必要なのでしょうか。
今回は熱中症予防に塩分が必要な理由と効果的な塩分の摂取方法についてご紹介します。
熱中症対策で塩分が必要なのはなぜ?
熱中症を予防するために、水分とともに塩分補給もするように言われることがありますが、これってなぜなのでしょうか。
実は、人は汗をかくときに水分だけでなくナトリウムなどの塩分も同時に排出しています。汗を舐めるとしょっぱい味がするのはそのためなのですね。
猛暑やスポーツ中などによって汗を大量にかくと大量の水分と塩分がカラダから抜けてしまいます。水分と塩分が大量に抜けてしまうとヒトは「脱水症状」に陥ってしまい、
- めまい
- 頭痛
- 吐き気
などの不調を感じるようになります。そのようなときに塩分を摂取せずに水分だけをとると身体がこれ以上塩分の濃度を下げないために、水分を尿としてどんどん出してしまい逆に脱水が進行してしまう要因となります。
脱水が進行すると錯乱や人格変化、痙攣などの重篤な症状を発症する低ナトリウム血症になったり、食欲が減退して栄養不足になり、入院と点滴が必要になってしまうこともあります。
めまいや頭痛、吐き気がしたり、頻繁に足がつるなどがあるとその兆候が見られているということになりますので、適切な水分補給と塩分摂取が必要になります。
熱中症予防の塩分の効果的な摂り方
水分補給と同時に必要な塩分やミネラルが補給できることが望ましいです。
普通の水やお茶ではミネラル分が不足しておりますので、スポーツドリンクや経口補水液などが効果的です。これらの飲み物には適度な塩分と糖質、ミネラルが含まれています。一度に大量に飲んでしまうと身体に吸収される前に体外に出てしまいますので、少しずつこまめに飲むのがポイントです。
また、塩飴などを舐めることによって手軽に塩分補給が出来ます。使用上の注意として1日にとっていい塩飴の数が明記されていると思いますので、摂りすぎには注意しましょう。
熱中症予防で塩分摂取をするときの注意点
熱中症にならないために塩分の補給も大切とはいえ、近年の日本人の塩分摂取量は昔に比べてかなり増えてきていると言われています。そのため、ちょっと汗をかいたくらいの方が塩分を意識的に摂取してしまうと塩分過多となり、高血圧などの別の病気を発症してしまいます。
塩分を意識的に摂るのは
- スポーツをしたとき
- 大量に汗をかいたとき
- 食欲がなく、食事から塩分が補給できないとき
にとどめましょう。
まとめ
熱中症予防には塩分が大切とは聞いたことがありましたが、改めて「なぜ?」と問われると分からないことだらけでした。
今年の夏は適切に水分と塩分摂取を行って熱中症にならないように気を付けましょうね。
熱中症対策には水分補給もとっても大事です!
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