- 夏バテしそうだから対策をしたい
- 寝るときはどのように寝ると効果的?
- 冷房はどうするのが正しい?
あなたは夏の夜に暑くてなかなか寝られない、寝苦しくて何度も目が覚めるという経験はありませんか?
その結果寝つきが遅く、翌朝寝不足…という方は少なくありません。
睡眠不足は体調不良を引き起こし、夏バテの原因にもなりますので、適切に対処したいところです。今回は夏バテを予防する正しい睡眠の方法と就寝時の正しいエアコンの使い方をご紹介します。
夏バテ対策には睡眠が大切!
夏バテとは夏の暑さによって体温調節がうまくいかず、身体がのぼせたようにだるくなってしまう症状のことを言います。
夏バテの原因には
- 暑さ
- 水分不足
- 自律神経の不調
- 体力の低下
などいくつかの要因がありますが、しっかり睡眠がとれていれば夏バテになることは少なく、比較的早く通常通りの体力を取り戻すことが出来ます。しかしながら睡眠不足の方の場合、身体が完全に休まることが少ないため、体力の回復が遅れ、夏バテになりやすくなってしまうのです。
睡眠不足と夏バテとの関係
身体は「自律神経の働き」によって体温を調整し、暑くなりすぎたり寒くなりすぎたりしないようにしています。しかし、睡眠不足になるとこの自律神経が乱れ、うまく体温調節できなくなってしまうため、夏バテを引き起こしてしまいます。
また、睡眠不足になると夏バテ以外の体の不調である、冷房病(クーラー病)や肩こり、頭痛、腰痛など全身に様々な症状が現れやすくなってしまいます。
夏バテと冷房病の違い
夏バテと冷房病(クーラー病)は混同しやすいですが、そもそもの原因が異なります。夏バテは暑いところに長時間いることで体が熱くなりすぎてしまい、汗をかいても体温調節が出来ずに体温が下がりにくくなった状態をいいます。
一方冷房病はエアコンなどで体が冷えすぎて、気温が高くなっても汗をかくことができなくなり体温が下がりにくくなった状態のことを言います。
夏バテを予防する効果的な睡眠のとり方
夏バテを予防するには何といっても身体をリラックスさせて質の良い睡眠をとることが大切です。より良いでしょう睡眠をとるための方法をご紹介します。
- 寝やすい服装で寝る
夜寝るときに「今日は疲れたしすぐ寝たいから着替えはしなくてもいっか…」などと普段着を着たまま寝てしまうと身体がしっかりと休まらず、かえって疲れがたまってしまうことになります。眠るときに最適な服装は上下とも「綿でできたパジャマ」を着て寝ることで、綿は汗を吸いやすく柔らかいので快適に眠ることが出来ます。ジャージなどは動きやすいですが、寝るときには熱や湿気がこもりやすいので、就寝時にはあまりおすすめできません。
- 睡眠のゴールデンタイムにしっかり眠る
睡眠のゴールデンタイムとは22時から3時ごろまでの間と言われています。この時間には成長ホルモンが活発に分泌されているため、この時間にしっかりと眠ることにより効率よく体力が回復されると言われています。
- スマホやパソコンはほどほどに
もしかするとあなたは今この記事をスマホでご覧になられているかもしれません。私にとってはとてもありがたく、嬉しいことなのですが、実はスマホやパソコンから発せられるブルーライトは脳を興奮状態にさせるため、寝る直前まであびていると睡眠が浅くなってしまったりしっかり眠ることが出来なくなってしまいます。寝る1時間前にはやめるようにすると良いでしょう。
- 寝具を見直す
あなたの眠っているお布団やベッドは柔らかすぎたり固すぎたりしていませんか?また枕の高さは合っていますでしょうか?
身体に合った寝具を使わないと首や腰などある一定の部分に負担がかかりすぎて、翌朝身体が痛い、だるい、ということになりかねません。
ヒトは1日のうち1/3時間は眠っていると言われますので、可能であれば長時間過ごすことになる寝具の見直しを検討されてみてはいかがでしょうか。
- 部屋の温度を快適に保つ
部屋の温度や湿度が高く、部屋の中が不快に感じるときは寝ようと思ってもうまく寝られなかったり寝てもすぐに目が覚めてしまったりしますよね。そうならないために、クーラーや扇風機を使って部屋を快適な温度にすることも非常に大切です。次にその具体的な方法をご紹介します。
夏バテを防ぐ睡眠時の冷房の使い方
あなたは夜眠るとき、エアコンは使っていらっしゃいますか?
「普通に使っている」という方もいらっしゃると思いますが、どちらかといえば
- 翌朝身体が痛くなるのでクーラーは使わない
- 節電のためタイマーで寝ている
- 赤ちゃんがいるので扇風機にしている
- 冷房ではなくて除湿機能で使っている
という方が多いのではないでしょうか。
でも実は夏バテをふせぐためにはこの方法は間違いが多いのです。
夏バテ対策にはエアコンを適切に使おう
寝苦しい夏にクーラーを使わなかったり、扇風機のみの使用にしたり、除湿モードで使ったりすると部屋の中の温度が適切な温度にならず、しっかり眠ることが出来ずに寝不足になってしまうことがあります。
最近では夜になっても寝苦しく30度を下回らない「超熱帯夜」の日も出てきています。こんな日は冷房を使わなければ夏バテになるどころか熱中症になってしまいます。
熱中症は夏バテよりも重篤な症状になることもあり、非常に危険です。
そのためには出来れば一晩中冷房を使った方が良いのです。
「電気代がかさむ…」と心配される方も多いと思いますが、夏バテになってしまうと風邪もひきやすくなるため、風邪で病院にかかることもあるかもしれませんよね。そうするとエアコンの電気代以上の医療費がかかってしまい逆効果になってしまうこともあります。そのあたりも念頭に置いていただいて夜寝るときのエアコンの使用について今一度考えてみてはいかがでしょうか。
とはいってもやっぱりクーラーは使いたくない!という方はこちらの記事へ♪
寝るときのエアコンはドライか冷房か?
寝るときにエアコンを使うとなると「ドライ(除湿)」にするのか「冷房(クーラー)」にするのか迷ってしまうこともあると思います。電気代の違いも気になりますよね。
あなたは「冷房よりもドライの方が寒くなりすぎないし、電気代がかからない」というイメージをお持ちではないでしょうか。
でも実はこれは誤りで、ドライの方がエアコンよりも室内が冷えやすく、電気代もかさんでしまうのです。(メーカーの除湿機能によってはドライの方が電気代がかからないものもあります。)
冷房は熱い空気を外に追い出して冷やしてから涼しい空気を室内に流しいれていますが、ドライ機能は部屋の中の空気を大量に吸い込んで冷やし、空気中の水分を取り除いてから室内に戻しています。
ドライ機能は「空気中の水分を取り除く=湿度を下げる」働きを余分に行っているため、冷房に比べて電気代を余計に使っています。
また、湿度の高い日より湿度の低い日の方が若干涼しく感じるように、ドライ機能によって湿度と温度が下がった風は、冷房で出てくる風より冷たく感じるというわけです。
さらに、ドライ機能は風がゆっくりと吹き出すため、冷えた空気が部屋の下の方にたまりやすく、寝ているところに近くなるため冷えを感じやすくなるというわけなのです。
実は扇風機とペットボトルで部屋の湿度を下げることもできるんです!
夏の夜寝る時に最適なエアコンの温度
夏の冷房の適正温度は28℃くらいと言われますが、寝るときの温度は昼間よりも若干高めの29℃くらいにすると良いでしょう。寝ているときに人間は起きている時よりも体温が下がりますので、そうすることによって身体が冷えにくく身体への負担が少ないため、夏風邪や体の節々の痛みを避けることが出来ます。
まとめ
今回は夏バテを防ぐなら「睡眠が大切」ということをお伝えしました。眠るときはスマホやパソコンの使用時間に注意したり、ぐっすり寝られるように着るものや部屋の温度に留意して快適な夜を過ごすようにしたいですね。
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