お父様が亡くなった時の喪中はがきというと「父●●または義父●●が永眠し・・・」という文言が思い浮かぶと思いますが、結婚した女性側のお父様が亡くなられたとき、差出人を夫婦連名で出すとしたら父と義父、どちらを使うのが正しいのか迷ってしまうことってありますよね。
今回は妻側の父が亡くなった時の喪中はがきの書き方や文例についてご紹介します。
喪中はがきを連名で出すときの続柄の書き方は?
妻側のお父様が亡くなられて夫婦連名で喪中ハガキを送るとしたら、基本的には故人の続柄は
「筆頭者(ご主人)から見た続柄」を記入しますので、義父+●●(下の名前)と書くのが一般的です。
妻の友人や妻の親せきに喪中ハガキを出すときも差出人を夫婦連名で出す場合には「義父」を使う形になりますが、
そうなると妻の気持ちからは実の父なのに「義父」と書くのってなんだか抵抗があるという方も多いと思います。
そんな時は父+●● ●●(フルネーム)で故人の名前を書いても良いとされていますので、この文言を使用しましょう。
ただ、この時に間違って「父●●(下の名前)」と書くとご主人の実父が亡くなったのかと誤解されてしまいますので、必ずフルネームを使いましょう。
フルネームを使えばご主人とお父様の苗字は違うはずですからあなた(妻)側のお父様が亡くなられたのだと間違いなく先方に伝わります。
喪中はがきは父か義父か迷ったら?
ただ、父+フルネームで書いたとしても「妻の父」などと直接的な言い回しはしないので、先方に「一体誰が亡くなったんだろう?」と一瞬疑問を持たれてしまうことも考えられます。
そんなときは思い切って夫婦連名を止め、あなたの個人名で喪中ハガキを出すと良いでしょう。
差出人が個人名で続柄を「父+●●」とすれば、一発で差出人のお父様が亡くなったのだなと分かってもらえます。
喪中はがきで父が亡くなった時の文例
最後にお父様がご逝去されたときの喪中はがきの文例をいくつかご紹介しますね。よろしければコピペして使ってください^^
※▲▲にはご逝去されたお父様の下のお名前またはフルネームを記載しましょう。
※最後の●月には喪中ハガキを出す月を漢数字で記入します。(例:十月、十一月)
本年●月に父▲▲が●歳にて永眠致しました
本年中の御厚情に深く御礼申し上げます
明年も変わらぬご交誼のほどをお願い申し上げます
平成二十九年●月
新年のご挨拶を申し上げるべきところではございますが
今年 父▲▲が他界し喪中のため
年頭のご挨拶を差し控えさせていただきます
ここに本年中に賜りましたご厚情に感謝致しますと共に
皆様に良き年が訪れますようお祈り申し上げます
平成二十九年●月
本年●月に父▲▲が●●歳にて永眠いたしました
生前賜りましたご厚情に深謝いたしますと共に
明くる年も変わらぬご交誼のほどお願い申し上げます
なお向寒の折ご自愛のほどお祈りいたします
平成二十九年●月
喪中はがきの書き方のポイント
・、や。を使わない
・拝啓や敬具などの頭尾語は使わない
・近況報告などは書かない
・「年賀」は新年を祝福するという意味なので使わない
喪中だけど年賀状が欲しいときの例文
最後に喪中だけど相手からの年賀状は送ってほしい旨を記載するときの文面をご紹介しますね。
「え?年賀状貰ってもいいの?」と思われるかもしれませんが、喪中ハガキを出す意図は「私は喪中なので、年始の年賀状は送れませんよ」という意味になります。そのため、先方からの年賀状は受け取っても大丈夫なんですよ。
でも、喪中はがきの文面には「年賀状」という言葉はつかえませんので、言い回しを変えて使いましょう。
生前賜りましたご厚情に深謝いたしますと共に
明くる年も変わらぬご交誼のほどお願い申し上げます
なお皆様からの御年始状は励みにもなりますので
例年通りお送りいただけますと幸いです
平成二十九年●月
まとめ
毎年書くことのない喪中はがきですからいざというときに記入方法については迷ってしまいますね。父と書くにしろ義父と書くにしろ、「誰が亡くなったのか」がきちんと先方に伝わる言い回しにして記入することが大切ですね。
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