- それってどんなもの?副作用はないの?
- 費用はいくら?
- 旦那さんもやっぱり受けたほうがいいよね?
今回の記事では妊婦用のインフルエンザワクチンとは?予防接種による妊婦への副作用、かかる値段や旦那さんの予防接種の必要性についてお話しします。
インフルエンザワクチンの妊婦用ってどんなもの?
妊娠中はインフルエンザにかかったりしないか、予防接種を受けるとしても胎児に影響はないか、お母さんはとても心配になりますよね。
先日こちらの記事でお話したとおり、インフルエンザ予防接種の胎児への影響はほとんどないとされていますが、インフルエンザワクチンには水銀由来のチメロサールという防腐剤(保存剤)が使われているものが多く、それを聞くと妊婦さんは「え!水銀なんて大丈夫なの?」と心配になりますよね。
私も実際に妊娠しているときに不安になったのですが、先生に相談してみると防腐剤を使っていない無添加のインフルエンザワクチンが存在するそうなんです。
これを俗に妊婦用のインフルエンザワクチンと呼ぶことがあります。
妊婦用のワクチンがある病院は限られますが、妊婦さんは病院にお願いすると優先的にこの防腐剤を使っていないインフルエンザワクチンを打ってもらうことができますので聞いてみてくださいね。
インフルエンザ予防接種の妊婦への副作用は?
妊婦の場合はインフルエンザの予防接種を受けることに対する危険よりもインフルエンザにかかってしまったときの方が重篤化する危険性が高く危険と言われています。
そのため、多くの病院で妊婦さんも予防接種を受けるよう勧めていることが多いようです。
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私が相談した産婦人科も「予防接種は受けたほうがいいよ。最近は副作用とかもほとんどないから」と言っていました。
ただし、妊娠14週未満の妊娠初期のころは、インフルエンザの予防接種は避けた方が良いと言われています。
特に妊娠初期にインフルエンザワクチンを打ったから流産などの危険性が高いなどという根拠はないのですが、海外では妊娠中期に入ってからの接種をすすめています。
インフルエンザの予防接種を受けるときは予防接種を行う病院から「産婦人科の先生の了解は得ていますか?」と聞かれることがあるため、予防接種を受ける前に一度かかりつけの産婦人科医に了解を取っておきましょう。
妊婦に予防接種を行うことによる危険性を心配する声も多くありますが、今のところ妊婦さんでもそれ以外の方でも予防接種を受けたことによる重篤な副作用などはないとされています。
また万が一インフルエンザにかかってしまったとしても、処方されるタミフルやリレンザなどの薬を適切な時期にきちんと服用すれば母体や胎児への危険は最小限に抑えられるといわれています。
心配なことがあれば信頼のおけるかかりつけの先生に聞いてみるのが安心ですよ。
あと妊婦さんにとってはおなかの中の赤ちゃんにインフルエンザワクチンの防腐剤が影響はないか心配だと思います。
ちなみに胎児への影響は以下の記事にまとめています^^
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インフルエンザ予防接種で妊婦にかかる費用は?
インフルエンザの予防接種の費用の目安は以下のとおりです。
- 防腐剤不使用ワクチン(妊婦用と呼ばれるもの)で4000円~5000円程度
- 防腐剤使用ワクチンで3000円~4000円程度
自治体によっては妊婦さんのインフルエンザの予防接種費用の助成制度があるところもありますので、事前にお住まいの市役所などにご確認しておくことをおすすめいたします。
ちなみにインフルエンザ予防接種の費用は2015年からほとんどの病院で300~500円ほど値上げされることが決定しました。
どうして値上げになるの?
それはワクチンの種類が変わるためです。
今までのワクチンは3価ワクチンと呼ばれ、A型2種類とB型1種類の合計3種類が含まれているワクチンだったのですが、近年この3種類では様々な種類があるインフルエンザの予防に対処しきれないということでB型を1種類追加して4価ワクチンとなったんですね。
このことからワクチン自体の費用が値上がりし、予防接種費用の値上げにつながったのです。
ただ、すべての病院で値上げになっているわけではなく、病院によっては値上げを見送っているところもありますので、金額が気になる場合にはいくつかの病院を比べてみてくださいね。
インフルエンザの予防接種は妊婦の旦那さんも受けよう!
インフルエンザ予防接種は妊婦だけではなく旦那さんも必ず受けるようにしましょう。
インフルエンザは家族感染しやすい病気です。
あなたと大事なおなかの中の赤ちゃんを守るためにも旦那さんにもぜひ予防接種を受けさせてくださいね。
そして、予防接種を受けたからと言って慢心せず、基本的な予防も徹底しましょう。うがい手洗いをすることはもちろん、出来るだけマスクを着用し、外からウイルスを持ち込まないようにします。
また、部屋の温度と湿度が低いとウイルスが活発になりやすいので、温度は20度前後、湿度は55~60%を保つと良いでしょう。
まとめ
インフルエンザは毎年必ず流行する感染症です。
妊婦さんは寒くなってくるとより体調に気を遣いますよね。
妊婦さんにとってインフルエンザは予防接種よりもかかったときの方が心配です。
今の予防接種の安全性は高いとされていますので、産婦人科の先生と相談して考えてみてくださいね。
ただし予防接種を打っても100%感染を防げるわけではありません。
そのことについては下記の記事でもまとめています^^
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